2009年12月28日付の中国新聞にこんな記事が出ていました。
呉市の高齢化率、全国1位
ええーー!?
中国新聞によると
呉市の2009年3月時点の高齢化率が、全国の15万人以上の都市のうちで最も高い28・2%に達したことが、呉市の独自の集計で分かった。都市型高齢化社会への移行が早いことを意味し、他市に先駆けた対策が急務となっている。
呉市福祉保健部が、国が公表している住民基本台帳のデータを活用し、15万人以上の全国181都市(東京都内の区を含む)の高齢化率を独自にランキングした。
呉市は人口約24万人のうち約6万9千人が65歳以上。高齢化率28.2%は、2位の下関市の27.6%を0.6ポイント上回った。22.2%の全国平均に比べ6ポイント高い。
結果について呉市福祉保健部は「高齢化が全国平均の10年先を行っている状態」と分析。9年後の2018年には高齢化率が34.3%に上昇すると予測している。
こうした背景には、市の主産業である重厚長大型産業の雇用縮小や、傾斜地が多いことによる新興住宅地の少なさなどがあると呉市福祉保健部は分析。合併で高齢化がより進む地域が加わったことも影響したとみている。
我が町呉市は「高齢化率、全国1位」と言われてもピンとこないなあ。
そこで少し調べてみました。国立社会保障・人口問題研究所というところが1995年実施された国勢調査の結果をもとに我が国の人口の将来推計を発表しています。
それによると65歳以上の高齢者の割合は2015年に25.2%となり、その後漸増し2030年に28.0%、2049年に32.3%のピ?クに達すると予測しています。
これらのデータを整理してみると、
65歳以上の高齢者の割合
呉市 2009年 28.2%
日本 2015年 25.2%
呉市 2018年 34.3%
日本 2030年 28.0%
日本 2049年 32.3%
呉市!えらいことになっているじゃあないですか!!
一般的には、高齢化率(65歳以上の人口が総人口に占める割合)は、
高齢化社会 高齢化率7%から14%
高齢社会 高齢化率14%から21%
超高齢社会 高齢化率21%以上
に分類されるそうで、日本全体でももう完全に「超高齢社会」に入っているんですね。
そして、我が町呉市は日本全国でトップの高齢化率!その上、この先も全国に先駆けて独走のになりそうな高齢化率。
高齢者が暮らしやすい街だと解釈すべきか、それとも地域の構造的な問題と考えるべきなのか。
難しい問題です。。。
あなたはどっちだと思いますか?
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