世界反ドーピング機関(WADA)は、健康増進や治療のための人為的な酸素摂取について「競技力を向上させるという証拠がない」とし、ドーピングには当たらないとする見解を示した上で、2010年1月に発効する新規定の中で「補足的な酸素の使用は禁止しない」「酸素カプセル類全般について、使用は違反にならない」との趣旨の条項を新たに盛り込むことになったようです。
酸素カプセルの効果については研究が重ねられ、「酸素カプセルは治療や回復には大変有効である一方で、選手の競技力の向上にはつながらない」と世界反ドーピング機関(WADA)の最終判断が下りました。
日本アンチ・ドーピング機構(JADA)は、健康増進用の高気圧カプセルの使用について、禁止方法に当たる恐れから一時使用自粛を呼びかけたが、今年に入って撤回していました。
世界反ドーピング機関(WADA)が明確な見解を示したことで、より酸素濃度の高い医療用カプセルについても、使用が容認されることになるとみられる。
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