呉市仁方で山火事

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2013年4月15日夜、呉市仁方で山火事がありました。

今日、翌16日は朝から実況見分が行われているようです。
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こうしてみると、お墓があるその周りで火事があった様子です。

サイレンが鳴っているのは知っていたんですが、まさか火事とは・・・
 
 
20時01分
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20時02分
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20時03分 火の周りには懐中電灯がいくつも見え、山からの話声が聞こえました。
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20時07分 この頃、「どばしこめ!」という大きな声が聞こえました。
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「どばしこめ!」とは「水をぶっかけろ!」ということだったのか? 

少し大きな火が出たあと、火は急速に力を失っていきました。

20時08分
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20時09分
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林野火災安全マニュアル 呉市
行動の原則について

1 消火に当たっては,必ず焼け跡側から進入して,危急の場合は,焼け跡に退避する。

2 火頭を早期に制圧するため,適当な登山路を利用して火点上方へ進入すると急速炎上
  に遭遇する危険があるので,必ず焼け跡から火頭に至り,防御を行うこと。火災防御に
  当たり,火点または火線の上方において,作業を行ってはならない。

3 小規模な急速炎上の場合は,火流に対し直角方向(横方向)に退避する。
 
4 隊員はいかなる場合であっても単独行動はしない。事故防止等の観点からも二人以上
  の複数で行動する。

5 傾斜地では転落物のあることを考慮し,地物を利用して直接落下物が当たらないようにする。
  上方で作業するものは,下方に人がいることを考慮し不用意に物を落とさないよう心掛ける。

6 斜面を燃え上がってくる火に対して上方へ逃げることは危険である。
  また,山腹を横に燃えてくる火に対しても同様である。
  延焼の緩慢な方向,あるいは燃え尽きて冷却している所を選ぶ。
 
 
20時10分
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20時14分 この頃にはもう懐中電灯しか見えなくなり、消火したようでした。
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呉市消防局の「消防のあゆみ」によれば、これまでの呉市の主な山林火災は

昭和42年2月 灰ヶ峰で山火事45町歩焼失阿賀延崎で76戸760坪焼失の大火

昭和46年4月 広町大張矢の林野火災 焼失面積340ha 損害額4,260万円

平成6年8月 異常渇水により県内各地で林野火災多発

平成9年3月 安浦町,安芸津町両町にまたがり林野火災発生 185ha(安浦町109ha,安芸津町76ha)焼損

などがあります。

特に昭和46年の山火事はベテランの消防署員18名が亡くなるという大惨事でした。

ここに【呉市山林火災現場付近の小気候[PDF 23.0MB]】という当時の山火事を
検証したものがあるので以下に紹介します。

【呉市山林火災現場付近の小気候[PDF 23.0MB]】


佐々木弘明

まえがき
昭和46年4月27日広島県呉市広町門の口大張矢山林に発生した山林火災は消火作業に従事中
の消防署員18名が焼死するという我が国山林火災史上空前の大惨事を惹き起した。

県下でも有数の山林火災多発地区を管下にもつ呉消防署のベテランが多数殉職したのは、長年
の経験からは予測出来ない突発事が生じたものと考えられた。

・・・・消防研究所では、・・・・・・所内臨時研究会を開き、・・・・「山林火災時の急斜面炎上(flare up)
による多数焼死事故例」と題して、アメリカでの山林火災例3件と呉市の山林火災とを比較考察した。

火災の詳しい状況については、地元広島県消防防災課、呉市消防局が報告した。
この火災に関して日本火災学会誌上に二つの論文が発表された。井上は山林火災の専門家の
立場から、山林火災の危険性と消防方法について大方の注意を喚起した。武田・塩月は気象サ
イドに立脚し、呉・福山両測候所と広島気象台の風向記録を比較して、惨事の直接原因である
飛火が一般風の風向急変によるものと指摘した。

以上の調査報告及び論文中の提言をまとめてみょう。荒木田等は林野火災の防御訓練の徹底
と林野火災用装置の近代化を説き、風向・風速・延焼速度等の科学的解析に基つき、類型的に
消防地理の把握がなされる必要を述べている。井上は山林火災当時の気圧配置と現場附近の
地形の把握、装備・被服の開発、通信の確保、消防組織の確立を列挙している。武田等は延焼
中の現場をとり囲む広域の風観測の実施を主張している。

広島県当局は林野火災対策については国単位でなされ、消防資機材の整備・拡充、空中消火
の確立、消火薬剤の開発、林野火災戦術の確立の促進を訴えている。熊野は晴天の午後、南
又は東南斜面での消火活動の危険性を実験的又は火災実例調査等の方法で明確化する必要
があると述べている。

先に筆者等は昭和29年の岩内大火の消火の際、固有の地形と気象との関係を考慮していない
ことを指摘し、消火活動に気象情報を採り入れることを提言した。

昭和47年1月熊野所長と共に筆者は現場に立った。殉職者の出た斜面が東南向きで周囲が
摺鉢状になっており、地形上は複雑ではあるが決して例外的なものではなく、山岳の多い日本
では割合見かける光景だった。海岸まで4Km程の距離であるから、山谷風だけでなく、海陸風
の影響も受けて現場附近の風の振舞いは単純でないかも知れないが、そこでの気象観測データ
は山林火災の消防上だけでなく、気象学的にも、地理学的にも有意義だと考えた。

現場は伐採地ではあるが、いずれ植林されるであろうから、気象観測は早目に実施されるのが
望ましい。不足の観測器機を所内他研究室から借りて、自記風向風速計2台、自記温度湿度
計3台を樹えることが出来た。・・・・


このあと現場の写真や風速などのデータが記載されています。

こうしたことがないように先ずは私たちは火の用心をしっかりするということですね。

気をつけましょう。

 
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