1961年に開業した広島県呉市本通4丁目のの映画館「呉シネマ」(座席数600)が2011年4月末で閉館
するそうです。
時代とはいえ、子供のころにお世話になった施設がなくなるのは寂しいですね。
先日、そばを通ったので記念に写真を撮ってきました
中国新聞によれば、
呉市外のシネマコンプレックスなどに押される中、採算割れでも営業してきたが観客数の回復が見込めないため。市内で2館を経営する運営会社がもう一つの映画館「ポポロ」への集約を決定。
運営する呉興行倶楽部(海生孝昭社長)の下原謙次郎専務(73)は「呉シネマ、ポポロの2スクリーンずつで常に観客を確保するのは難しくなった。呉に末永く映画館を残すため一つに集約して内容を濃くする道を選んだ」と説明する。
これによって呉市内の映画館は1987年に開館した呉ポポロ(広島県呉市中通3-5-3)の2スクリーン
計350席だけとなります。
広島県では広島リッツ劇場や朝日会館などが相次ぎ閉館、2008年4月には福屋の8階の広島市内の
映画館では最も古い松竹東洋座(342席)、広島名画座(150席)が閉館、2009年9月には西日本最大級の
席数828席を誇った映画館「広島スカラ座」(広島市中区基町)が閉館しました。
いずれも※シネコンの登場で入館者数が減少したことが原因です。
※シネコン・・・シネマコンプレックスの略で1つの建物に複数のスクリーン(4つ以上)の映画館、
またショッピングセンターなどが併設されている複合商業施設
広島スカラ座はピーク時に比べ約50%減少、松竹東洋座、広島名画座はシネコン進出前の6割の観客数
だったとのことです。
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