1997年に開園し、呉市が管理する狩留賀海浜公園の人工の砂浜で直径1.5メートル
深さ70センチ陥没が起きていることが明らかになりました。
広島県道路河川管理課などによると、2011年11月24日朝、開園前の巡視を
していた管理員が陥没を発見。穴の周りにバリケードを設置し、人が近くに立ち寄
れないようにしました。
広島県は国土交通省の研究所と現地調査したが陥没の原因は特定できなかったそう
です。このため12月6日に砂浜を全面立ち入り禁止にし、近く穴周辺の掘削やレー
ダーによる地中探査をする予定。
【狩留賀海浜公園で陥没】ニュースの続報
呉の人工砂浜で地盤のゆるみ、新たに10カ所 広島
呉市の狩留賀海浜公園で人工砂浜の陥没が見つかった問題で、広島県は2011年12月
28日、周辺を地中探査レーダーで調査した結果、新たに10カ所の地盤のゆるみを
確認したことを明らかにした。年明けにも復旧作業を行う。
広島県によると、砂浜の陥没は直径約1・5メートル、深さ約0・7メートルで、
人工砂浜の底に敷かれた石の隙間から砂が漏れていたことが原因とみられる。
地中探査レーダーで海岸を約400メートルにわたって調べたところ、ほかに地盤
のゆるみが約10カ所で確認された。
一方、坂町のベイサイドビーチ坂で見つかった3カ所のくぼみも、砂浜のブロック
の老朽化で砂が漏れ出ていたことが原因で、防砂板を設置する。
人工海浜は基礎捨石の上に被覆石を置き、その上に砂を敷き詰める構造。被覆石の隙間(すきま)から、干満による水の流れで砂が流れ出て地中に空洞が生じたとされる。県は被覆石の隙間を砕石で埋めるなどし、今回の調査で判明した地点も、隙間があれば同様に対処する。
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