2008.3.4 産経新聞
見た目の美しさと世界6位の強さを兼ね備え、出演している自社三洋電機のテレビCMも好評のオグシオに、本社が全面支援体制を整えた。大阪府守口市内の「SANYO MUSEUM」で行われた、特別展の開会式であいさつに立った富永オーナーが力を込めた。
「けがさえしなければ五輪代表は間違いない。本番はメダルを目標にやってほしい。メダルを獲ったらいくら、と社内規定がありますから(ご褒美を)やってあげたい」
三洋電機は、所属選手の五輪出場などへの報奨金を社内規定に明記しており、五輪出場で200万円、メダル獲得なら1000万円以上だという。アテネ五輪でJOCから出た報奨金は、金メダルでも300万円。経営再建中の本社がオグシオに大盤振る舞いだ。
箱物も充実させる。大東市内の体育館では、間もなくウエート専用室の新設工事が始まるのだ。疲労回復に役立つ高濃度酸素カプセル(相場は約200万円)の購入も検討中。オグシオが活躍するほど新しい器具が増えることになりそうだ。(周伝進之亮)
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