先日、夫婦そろってぎっくり腰になるという「仲のイイ夫婦」が治療にいらっしゃいました。
丁寧に御礼のメールとおいしいケーキまで頂戴して感謝していただき、この仕事をしてよかったと
実感している宮迫です。
と、いうことで、今回は「ぎっくり腰」について書いてみたいと思います。
まずはいただいたメールを紹介しましょう。
宮迫先生、先日は数日を隔てて夫婦そろって「ぎっくり腰」でご迷惑をおかけしました。
私は2度目のぎっくり腰でしたが妻は初めてのぎっくり腰で「40歳も過ぎるとダメだねえ」と
夫婦で話したところです。
時間外にもかかわらず早めの処置をしていただいたお陰で2日ほどで立ちあがって歩けるまでに
していただき、会社も最小限の有給休暇の消化で済みました。長いことを休んでいると今の時代は
すぐに自分の席がなくなってしまいますから本当に助かりました。
先生に言われた運動を少しずつ行うとともに減量にも励みたいと思います。
本当にありがとうございました。
心より御礼を申し上げます。
まずはお礼まで
といただいたのですが、ぎっくり腰はなった人はわかると思いますが、本当に動けなくなります。
ではいったい「ぎっくり腰」とはなにか?から簡単に書いてみましょう。
ぎっくり腰とは?
くしゃみをしたり、中腰のまま重い物を持ち上げたりしたときなどに、腰に突然激痛が走り、
その痛みが数日間も続いたりするのが、いわゆる「ぎっくり腰」ですね。症状がひどいものになると、
あまりの痛みでまったく動けなくなってしまうこともあります。
ぎっくり腰は、いわば急激に起こる腰痛の総称で、別名「急性腰痛症」とい言います。
腰の筋肉や関節に急激な負担がかかったときに「ぎっくり腰」は起こりますが、その原因はいろいろあって、腰や骨盤の筋肉、筋膜、じん帯、軟骨(軟部組織)の損傷によるものとか、骨盤の仙骨と腸骨の2つの骨からな仙腸関節に付着する軟部組織の損傷により起こるものとか。
まあ専門用語での説明はこれくらいにして、
では、ぎっくり腰になったらどうすればいいの?
答え:なにを差し置いてもできるだけ早く、はってでも宮迫接骨院に来るべし!(笑)
患者さんのほとんどがそうですが、痛いときは、なにかしないと!!!と思う傾向にあります。
ただし、痛いとき、痛みが強いときに、なにか自分でできることというものはほとんどありません。
安静のみ。
予防としての運動、トレーニングは痛みが消失したあとです。予防は痛みがあるときにするもので
ないことは覚えておいてください。
「ぎっくり腰」かな?と思ったら、できるだけ横向きに安静に。横向きになるときは腰、股関節、
膝関節を少し曲げたような姿勢をとるといいですね。
「ぎっくり腰」になったら、基本は「横向き」で安静。
どうしても、あお向きがよいといわれる方は、ひざの下に座布団や枕を入れるといいです。
うつ伏せは厳禁です!!
アイシングをするという考えもありますが、場所的、物理的にアイシングをすることが困難であると
考えられますので、アイシングよりも良姿勢を考えたほうがいいと思います。
宮迫接骨院でのぎっくり腰の治療
当院では、ぎっくり腰に対しては、炎症や痛みを抑えるために電療、特殊電療を使ったり、手技療法を
行います。症状がヒドイときは「はり治療」をすることもあります。
治療後は冷却材などでアイシングをし、必要であればコルセットで患部を固定します。
コルセットの意味は「安静保持」です。治療後は、完全安静にすることが治癒への早道です。
ぎっくり腰になってやっちゃいけないことは?
安静時に絶対にやってはいけないのが、「自宅マッサージ」や「自宅指圧」です。
私も手技としてマッサージを行うことはありますが、これは筋肉の状態によって強弱の使い分け、
厳禁方法を心得ているからできることなんですね。
「ぎっくり腰」の場合、素人が気持ちいいというだけで、マッサージを行うことは厳禁!と
私は考えてます。炎症を悪化させることがあるので要注意!!!
また、炎症を悪化させるおそれがあるので、飲酒や入浴も控えた方がいいです。
ぎっくり腰の予防
ぎっくり腰は、運動不足や加齢により筋力が落ちたり、同じ姿勢を長時間続けていたりする人や、
体が硬く、血行の悪い人がなりやすいと言われます。
そのため、ぎっくり腰の予防には、運動などで筋力をつけたり、ストレッチで体をほぐすように
心がけることが大切です。
筋力をつけるといっても、ジムなどに通う必要はなく、腰痛に効く筋肉の鍛え方は、自宅でも
手軽に行えます。
例えば腹筋ならば、ひざを軽く曲げた状態で仰向けになり、腕を体の横に置いた状態にする。
次に肩が床から10cmほど上がるように上体を起こし、その状態を5秒ほど保つといったトレーニングを
1日10回ほど繰り返すという方法なんかはおススメです。
えっ、そんなの毎日続かないですって!?
そんな方には簡単で長続きする「楽チン運動」決定版がありますよ!
ぜひ宮迫鍼灸接骨院へ至急お越しくださいませ(笑)!
また普段の生活では、中腰など、腰椎に負担のかかる姿勢や、腰を曲げて床のものを持ち上げると
いった作業はなるべく避けるような注意も必要ですね。重い荷物を持つときは、ひざを曲げて腰を下ろし、
なるべく体にものを近づけてもつようにするといいでしょう。
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