「肉離れ」とは?

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この写真、左右どちらのふくらはぎが、「肉離れ」をしていると思いますか?

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スポーツなどで筋肉に急に強い収縮力がはたらいた時、自分の筋力に耐えきれなくなって
筋組織が断裂することがあります。

この病態を筋断裂といいますが、通称、「肉離れ」と呼ばれています。

大腿屈筋(太ももの裏側の筋肉)、
大腿直筋(太ももの前側の筋肉)、
大腿内転筋(太ももの内側の筋肉)
など大腿部の筋と腓腹筋(ふくらはぎの筋)によく発生します。

大腿部の肉離れは、20代前後の若年層に多く発生するのに対し、ふくらはぎの肉離れは、
各年齢層にまんべんなく発生します。

筋断裂の程度は、さまざまです。筋断裂の部位に内出血を伴います。

受傷の原因と臨床症状で診断が可能です。

筋断裂の中心部に圧痛(押すと痛むこと)が強く、重症の時は筋断裂部のへこみを指で触れる
こともあります。

治療の方法は保存療法が一般的です。

急性期には局所を冷却し、弾性包帯もしくはテーピングによる圧迫・固定を行います。

その後、状態をみながら徐々に関節自動運動を開始し、圧迫包帯を除去していき、自動
運動、他動運動を開始します。

そして、しばらくの期間ストレッチングを行ったのち、軽い歩行、ランニングと徐々にリハビリ
ペースをあげていきます。

程度の軽いものから、重症のものまで多様なケースがあります。

あっ!やってしまったか!?と思ったら、自己判断せずに、まずは接骨院へいきましょう!

運動をする前は入念なストレッチ、準備運動をし、肉離れを起こさないように、気をつけましょう!
 
 
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さて、最初に挙げたこの写真、左右どちらのふくらはぎが、「肉離れ」をしてるでしょうか?

この写真、ベットにうつ伏せの状態で写した下腿部の写真

正解は「右」です。
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患者さま・・・30代男性

平成25年1月29日 ハンドボール中に「ブチッ!」という音とともに受傷。
勤務地近くの病院を受診。

「通称・肉離れ」と診断され、湿布と安静を指示される。

平成25年2月2日 以前にも通院歴があったということで、宮迫接骨院受診。

左はきれいな腓腹筋(ふくらはぎ)の形をしていますが、右は筋肉形状の凹凸がなく、全体的に
膨れあがっております。
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写真ではわかりにくいかもしれませんが、「通称・肉離れ」にしては最大級の腫脹です。

もちろん踵接地歩行不能(足をつけて歩くことが不能)

受傷後4日後の受診でありますが・・・氷をつかっての入念なアイシングが必要です。

患部に触れることもできないくらいの疼痛。

直接の「断裂部位」には触れず、断裂部位の上下をアイシング。

弾力包帯での圧迫をかけますが、その圧迫でも痛みが出現をしてしまう感じで・・・

当初の対応に苦慮。

翌日の受診を促すも・・・患者さまの都合で週に1回しか通院できないということ。。。

これには参りました。

通常、このような場合は、連続しての通院で断裂部位の様子をみながら処置をしていきたい
ところなのですが、そうもいかず・・・

 
 
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2月9日、2度目の来院。 

相変わらず、腫脹はおさまっておらず、患者さまが「これ、治るのですか?」という質問をして
しまうくらいに・・・(汗)

もちろん連続通院で経過観察ができれば、アバウトでも「経過予測」もお伝えすることができる
のですが、週に1度の通院では、アバウトでも「予測不能」な状態・・・

通院が週に一度ということで、来院できない間は、電話で症状確認をとり、していただきたいこと、
やってはいけないこと、やって欲しいことを確認しながら経過観察・・・

 
 
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2月16日、3度目の来院。

この日で受傷から19日経過。

いまだ、腫脹は甚だしく・・・また、出血斑も踵までおりてくる。

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ふくらはぎの肉離れでこれほどの出血量というのは、そう多いことではない。

腫脹除去、また松葉づえ歩行による浮腫もみられ・・・
氷を使いながら、また浮腫部分には血行促進をさせる塗布剤を使いながらのダブル治療。

この治療間隔で、どのような展開になるのか!?
患者さんとの話し合いが続く・・・

急性期、疼痛期はできるだけ連続通院がよろしいですよ!(笑)

 
 
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2月23日、4度目の来院。受傷より26日経過。

継続通院が可能であれば、腫脹、浮腫は消失、他動的リハビリの開始時期ではありますが・・・

いまだ、腫脹、浮腫残存。

ただ・・・仕事の都合がつき、2日間の継続治療をすることが可能に。

2月25.26日連続通院。

ここで、他動的リハビリ開始。受傷部位の圧痛が除去したことにより、当該部位への直接強制
リハビリを施行。

なんと、この2日間の治療で・・・

腫脹、浮腫消失・・・

ただし、当該部位の「硬結」が残存。

この硬結については疼痛完全消失、完全運動開始した後でも残存、瘢痕化してしまう可能性を
伝える。

この2日間継続治療後は、また以前の週に一度の治療に戻るため、自動強制リハビリ方法を
伝授し、経過をみる。

 
 
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3月9日、7度目の来院。受傷より40日経過。

なんと通常歩行ができるまでに回復。

自動強制リハビリを患者さん自身が相当がんばっていただけたようで・・・
患者さんの治そうとする意志と努力が着実に実る。

 
 
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3月16日、8度目の来院。受傷より47日経過。

歩行、階段昇降、軽いジョグができるまでに回復。

自動強制リハビリの内容を聞くと、相当がんばっていただきました。

 
 
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3月23日、9度目の来院。受傷より54日経過。

経過良好・・・走行時痛もなく・・・治癒・・・

これほどの受傷で、治療はわずか9回・・・それでいて、受傷から54日で治癒したということは・・・

わたくしの力ではなく、患者さんの圧倒的なリハビリのおかげ!

ただ、ここまで徹底して「自己リハビリ」をしていただける方は・・・100人中2から3人でしょう。

自己リハビリをしていなかった場合・・・これは3カ月から6カ月程度の治癒期間を要します。

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もうひとつ加えるならば・・・この自己リハビリ+治療を加味したら・・・
30日程度で治癒に導けたのではないかと思います。

たかが・肉離れ!されど・肉離れ!侮るな肉離れ!

「ブチッ!」ときたら・・・接骨院!!!
 
 
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