カプセルはドーピングに反論

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2008年7月11日 「酸素カプセルはドーピング」にメーカー側が反論
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けがの治癒や疲労回復を促進するとされる「高圧酸素カプセル」について、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)がドーピング違反の恐れを指摘した問題で、販売メーカーなどが加盟する日本国際健康気圧協会は、健康用のカプセルは違反に当たらないと反論した。
 
JADAと北京五輪への持ち込み禁止を決めた日本オリンピック委員会(JOC)に対し、近く説明を行うという。

同協会は、カプセルには純酸素を高気圧で用いて潜水病などを治す医療用と、加圧空気を用いる健康増進用の2種類があり、有力スポーツ選手などが用いているのは主に後者という。これには熟睡を促すなどのリラックス効果はあっても、ドーピング違反に当たるような医学的効果は立証できていないと指摘した。

日本国際健康気圧協会
JADAの担当者は「五輪で人為的な酸素摂取を指摘されれば、違反でないことを実証する必要がある」とし、疑わしいものを使用すべきではないとの姿勢を堅持した。
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その「高圧酸素カプセル」の販売メーカーなどが加盟する日本国際健康気圧協会からは正式な協会の見解が発表されていますので、ここに全文を掲載します。

平成20年7月11日 「健康気圧チェンバーを活用することはドーピングに該当しない」
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日本国際健康気圧協会はオアシスO2、Respiro270、Vitaris320など1.3気圧加圧空気チェンバーをスポーツ選手が活用することはドーピングに当たらないと判断する。
 

ただし、それらの用具と酸素吸入用具を併用すること、酸素を強制送風することはドーピングと考える。たとえば、メディカル O2を活用することはドーピングである。
 

協会は健康用具として、庶民が健康気圧チェンバーを活用することはあくまで、健康増進維持を目的とするものであり、治療としての高圧酸素療法とは明確に差別化している。Heuserのいうm-HBO(1.3気圧;24?34%酸素)も治療行為である。
 

世界ドーピング防止規程 2008年禁止表国際基準によると「酸素摂取や酸素運搬、酸素供給を人為的に促進すること(過フルオロ化合物、エファプロシキラール、修飾ヘモグロビン製剤(ヘモグロビンを基にした血液代替物質、ヘモグロビンのミクロカプセル製剤等))が含まれるが、これらに限定されるものではない」と記載している。さまざまな解釈ができると考えられるが、基本的には人為的合成化合物による酸素供給促進を図ることに焦点があたっている。ただ、2005年には明示されていなかった「これらには限定するものではない」という表現が追加されているが、どこまで波及するものであるか議論を呼ぶことになろう。酸素の強制吸入補給がこれに該当してくるか否かが議論の対象となる。
 

単純に1.3気圧加圧空気チェンバーに入るということは海面下3メートルの条件化で毎日訓練を実施することであり、海面下での訓練をドーピングとするならば、海女はオリンピック選手になることの資格を消失することになる。また、「1800メートル級の高山に常駐している人がオリンピック開催平地で直前まで2週間訓練を実施することにより、細胞への酸素供給効率をあげることはドーピングに相当し選手資格を失う」とする評価に等しい。ベッカム、斉藤佑樹がオアシスを活用して好成績を修めたというが、文学的表現にすぎない。たとえ、細胞への酸素供給効率を高めたことが一つの要因をなしていたとしても、ストレス環境からの繰返し回避によるリズミカルな疲労回復促進による効果も大きく関与したことが予測される。このような矛盾と問題点を考えると1.3気圧加圧空気チェンバーで人体を処置するHBA(hyperbaric air treatment)はドーピングに当たらないことが容易に受け入れられる。HBA処置はスポーツ選手がスポーツジムでさまざまな筋力、体力増強器具を活用して日夜努力をしている行為と何ら差はない。そのような訓練に加えて蛋白同化ホルモンを併用するとか興奮剤を服用する場合にドーピングと判定されるのである。健康気圧チェンバーに酸素強制供給を併用することはドーピングと判定されることも避けられないかと考えられるが、それも程度もので今後の検討課題であろう。

日本国際健康気圧協会
常任理事 西井易穂文責

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また、2008年7月1日付けの東京新聞では、「根拠あいまい? 騒ぎすぎ」なる記事が出ました。
記事の内容はこちらです。

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