世の中、いろんなものがあるんですねえ。以下に紹介するのは、酸素カプセルとは逆で、高地と同条件の酸素濃度の薄い状態を作り出すものだとか。
2010年4月10日 中日スポーツの紙面から
日本代表の岡田武史監督(53)が9日、東京・JFAハウスでのスタッフミーティング終了後、W杯南アフリカ大会での高地対策用として、酸素濃度の薄くできる低酸素マスクセットを導入することを明らかにした。
「今回は高地に上がって、(低地に)下がり、また上がるでしょ。必ず高地には順化するが、人によって1日か、3日かかかるから」と、個人差の出る高地順化をよりスムーズにさせるため導入を決めた。
この低酸素マスクセットは、元イングランド代表のMFベッカムが使用した疲労回復を早める高酸素カプセルとは逆で、高地と同条件の酸素濃度の薄い状態を作り出すもの。
ラグビーのオールブラックスも使用し、マスクとボンベの1セットが7、8万円かかるが、予備登録選手も含めて30人分を用意する。欧州での事前合宿に移動する際も飛行機の機内で使用が可能かどうか、日本協会は調査を進めている。
「出発までの高地対策として、国内にいるときから、家でテレビを見ているときなどに、1日1、2時間は使ってもらおうと思う」。W杯ベスト4入りを目指す岡田ジャパンに、新兵器が導入されることになった。
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