広島市のリーガロイヤルホテル広島が現在解体中の旧広島市民球場を部屋から眺めることができる
「これが見納め、ありがとう旧市民球場宿泊プラン」を発売しています。
リーガロイヤルホテル広島のホームページによれば、
カープ大好き、旧市民球場が思い出深い方のために…
解体の様子を眼下に眺めながら思い思い、あの瞬間に浸ってみませんか。
1979年、旧市民球場での初優勝! 思い出の品をお部屋にご用意いたしました。
姿を変えてゆく旧市民球場を眺めながら、思い出を作ってください。
とあります。
リーガロイヤルホテル広島
広島市中区基町6-78
TEL:082-228-5401(宿泊予約直通)
この宿泊プランは、現在解体工事が進む旧広島市民球場の最後の姿を、客室からじっくりと眺める
ことができる宿泊プランで、客室は西側高層階のスーペリアツインルームで、室内には同球場で
実際に使用されていたベンチや記念誌といったゆかりの品々を展示しているとか。
というわけで先日2011年3月初旬に、個人的に「旧広島市民球場にさようなら」を言いに、わざわざ
上記のVIP宿泊プランではないのですが、リーガロイヤルホテルに泊まってきました。
1957年にオープンし広島東洋カープの本拠地として、野球ファンから長い間親しまれてきた
広島市民球場は2010年4月に名称を旧広島市民球場に改め、2010年11月より解体作業が始まっています。
最上階のラウンジから見た旧広島市民球場
現在は、写真のとおり、球場の正面部分と1塁側内野席の解体が進行中で、2011年度の広島市の
予算案には残る3塁側と外野席の解体費2億7千万円と緑地広場の整備費3億円の2期解体工事が
予算に盛り込まれているのが現状です。
しかし、2011年2月28日の広島市議会予算特別委員会では、2011年度当初予算案のうち、2期解体
工事などの6億1000万円が計上された旧広島市民球場(中区)の跡地事業計画について、
広島市側が計画を議会に説明なく変更していたことなどが判明し、広島市議から「議会軽視」などと
批判が出ています。
広島市が2010年6月に公開した旧広島市民球場跡地のイメージ図では、
電車通り側に民間事業者整備の「森のパビリオン」を配置するとなっていましたが、跡地に
新ビルを計画している広島商工会議所が、動線の確保などを理由に、位置や規模の変更を申
し入れ、広島市は2010年8月に当初の予定地から西に移動。
批判した広島市議は「市民でなく商議所の意見だけ聞いている。計画が変わるなら、慎重な予算
審議をしたい」と述べたそうです。
だんだんと忘れ去られていく旧広島市民球場ですが、跡地利用もあまり盛り上がらず、ちょっと
残念ですね。
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