コンディショニング講習会紹介

２０１４年３月１７日(月)１９時より『指導者・保護者向けコンディショニング講習会 in 呉』を開催いたしました。

定員を超える多数のご来場をいただきまして誠にありがとうございました。

この講習会はマック高嶋先生をお迎えしての「miyasako project」(宮迫接骨院)のコラボ企画。

講習会では、
1.「野球で起こりやすい怪我」　宮迫　太一　(宮迫接骨院)
2.「野球に必要な柔軟性と動き作り」　マック高嶋 (Mac’s Trainer Room 代表)

の内容で実施しました。

こでは、講習会でお話した宮迫接骨院院長の私、宮迫の話した内容「野球で起こりやすい怪我」について概要を紹介します。

私、宮迫の講習会では・・・

講習会では、最初に「野球で起こりやすい怪我」を私、宮迫が30分ほどお話させていただきました。30分の時間割なのに資料は3時間分もあるという力の入れようでしたが、私のあとのマック高嶋先生の「野球に必要な柔軟性と動き作り」がメインですから、端折りに端折ってお話をさせていただいた次第。

講習会では、野球で起こりやすい怪我のうち、ひじや太もも、股関節などを中心にお話ししました。

特に強調したかった点は・・・

これ、「故障」と「ケガ」は区別する！でした。

障害なのか、外傷なのかの把握ですね。その把握の過程でお話したのが「テーピングはあくまでも補助である」「キネシオテープ・ホワイトテープ過信してはならない」ということでした。

そして、選手個人の事情でさまざまな状況が考えられるわけですが、休む時・やる時、無理をしてでもやる時など判断をきちんとすることが重要であると強調しました。

また、たとえば、バットを振ったときに手首が痛いという場合には注意が必要な点を指摘するとともに、投球動作は肩や肘にとって危険な動作だという認識を 選手はもちろん、家族や指導者が持つ必要があるということも繰り返し強調しました。

事例紹介は時間の関係で最小限度にとどめて紹介。

◆野球肩(投球障害肩)
上方関節唇損傷（SLAP lesion)
腱板関節包面断裂
上腕骨近位骨端離開(Little leaguer’s shoulder)

◆野球肘(投球障害肘)
内側型
外側型
後方型

ぜひ知っておいていただきたいのは、野球における投球は絶妙なバランスの上に
成り立っているということと投球時の負荷は【約100kg/1投球】の負荷がかかるという点。

ゆえに骨・軟骨が未熟な子供達にとっては投げすぎには特に注意する必要があります。

講習会で私が示した目安は・・・

あくまでも目安ですけどね。

こうした野球で起こりやすい障害・外傷についてお話して少しでも知ってもらうように試みたのですが、ここから発展する考え方は単に治療するだけではダメだ！というものです。

野球に限らず、スポーツ全般に言えることですが、そのスポーツをする土台、ベース作りがより重要になってくる。

これがそもそもの『miyasako project』の始まりです。

特に柔軟性はいかなるスポーツにおいても必要不可欠のものでしょう。

それはイチロー選手を見れば一目瞭然。

ブリッジなどもひじや肩のバランスを整えるのにとてもいいと思います。

『miyasako project』でも繰り返し言っているのは、

◆正しい姿勢・意欲的な姿勢
◆動かす関節、筋肉、骨盤を意識し可動する
◆人間にとって一番難しい「継続」を正しい姿勢、積極的な意識で補完する

その効果は学年が低いほど短時間で顕著に表れる。

やればやるほど効果はすぐ出る。あとは継続。

最後には質問もけっこう出て、出席者の意識の高さを感じました。

「miyasako project」(宮迫接骨院)における「トレーニング＆ストレッチ教室」をご希望される方は個人、団体を問わず、メールでお問い合わせをお願いいたします。

e-mail: miyasakonet@yahoo.co.jp 宮迫接骨院 宮迫太一宛てまで

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