【プレイバック】甦る長州力

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2011年の夏、柔道接骨師会の広報の仕事の一環としてプロレスラーの長州力選手にインタビュー
させていただく機会があったことはすでに書きました。

掟破りインタビュー「長州力」

ここではかつて私を含めた者共を熱狂させた長州力さんを少し振り返ってみたいと思います。

長州力の新たな一面を確認せよ!
auが携帯電話向けに配信を始めたLISMOチャンネル向けドラマ「いずみと僕と彼と俺」で、ヒロイン・優木まおみの父親役として、さらに4人組バンド「メロライド」の曲『ココニアル』のPV(プロモーションビデオ)でも父親役として迫真の演技を見せています。

なお、『ココニアル』のPVでは、掟破りの「長州力vs片桐はいり」の対決が実現。長州力ファンには見逃せないワンシーンとなっています。

【目撃せよ】4人組バンド「メロライド」の曲『ココニアル』のPV(プロモーションビデオ)

  
 
 
長州力は「植物か?」
私、宮迫はインタビュー中に質問しました。

「通常、真夏日で外の場合、日陰に入ろうとすると思うんですが、長州さんは太陽の傾きに
合わせて日なたに、日なたにちょっとずつ椅子を動かして行っていますね(大爆笑)」

長州談「太陽が好きなんですよ(笑)」
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プレイバック長州力【名ゼリフ劇場】
「オレはかませ犬じゃない!」

かませ犬とは闘犬において使用される用語で、若い犬や試合前の犬に噛ませることで、闘志や自信をつけるために存在する犬のこと。

かませ犬の多くは老犬で、噛まれてもじっと動かず、中にはそのまま死んでしまう犬もあることから、主人公を引き立たせるために存在する「引き立て役」という意味で使われます。

メキシコで当時実力No.1のエル・カネックを破り、UWA世界ヘビー級王座を獲得したのち帰国した長州力は、1982年10月8日、後楽園ホールにおいて、当時、新日本プロレスのエース候補、つまり主人公だった藤波辰巳に対しエル・カネックを破り、UWA世界ヘビー級王座を奪取し凱旋してきたオレが
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「なんで入場の際に藤波の前を歩かなきゃいけないんだ!なぜオレがお前の前に名前をコールされなきゃいけないんだ!」

と団体内の序列に異を唱え、当時は団体内で絶対だった序列を否定し、反旗を翻したほとばしる熱情。

そして矢は放たれた。

「藤波!俺はお前の噛ませ犬じゃないぞ!何でオレがお前の下なんだ!俺とお前とどこが違う。お前はチャンスを与えられただけだ。勝負しろ、勝負してやる、お前をぶっ倒してやる!」

当時のプロレス業界では掟破りの下剋上宣言。

この因縁の長州と藤波の二人の闘いは1980年代に名勝負数え唄といわれ、現在に至るまで語り継がれています。

当時を振り返って長州は週刊プレイボーイ誌上で「アマチュアでは1年生だろうが強ければレギュラーになる。でも、プロレスの世界ではそれがなかなか通用しないっていうジレンマがあったので発作的に出た」とコメント。

ちなみに、この「かませ犬」発言をけしかけたのはアントニオ猪木であったことも長州は告白している。
 
 
 
プレイバック長州力【名ゼリフ劇場】
「キレてないですよ!」

1995年10月9日、この日、長州力は東京ドームにおいて高田延彦率いるUWFインターナショナルとの団体対抗戦で安生洋二と対戦。長州は安生を4分5秒、サソリ固めで下した。

そのあとのインタビューで記者からの「長州さん、キレたんですか?」の質問に対し、

「キレてないよ。・・・安生もキラしたかったんじゃないか。勇気ねえな。でもキラさない限りは勝てないよな、たぶん。オレの勝負はそっからだから。」

とキラーなコメント。

このときの発言から派生した「キレてないですよ!」「オレをキレさせたらたいしたもんですよ!」はタレントのモノマネでも多く扱われ、のちにTシャツにもなって爆発的な売上を記録しました。

【目撃せよ】「キレてないですよ!」

のちにはこのようなTシャツも販売されました。もちろん私は持っています!!
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ちなみにこの日の東京ドームには観衆67,000人が集まる大ヒット興行となりました。
 
 
【目撃せよ】1995年10月9日 東京ドーム 長州力VS安生洋二戦

私、宮迫は長州さんに質問しました。

宮迫 これまでに印象に残った試合は?

長州 よく雑誌とかでも聞かれるんだけど、わからないんだよ。

宮迫 私は、1995年の今からもう16年ほど前ですけど、UWFインターとの対抗戦における安生洋二さんとの試合が・・・

長州 ドームですか?

宮迫 ハイ、東京ドームです。あの試合は長州さんの入場の時の表情からもう鳥肌が立って、試合でしびれて・・・

長州 僕はアマチュアレスリングの出身で安生相手だと、アマチュアの技術を出し合っていくんだろうけど・・・ボクはプロレスに入る時点で、アマレスの技術を閉じ込めてきましたからね。それをやっちゃうと、ああいう試合に・・・ プロだから、アマチュアの技術を出し合う地味な試合をやっても、東京ドームの7万人に近い大観衆が喜ぶわけがない。そこのところの切り替えというか・・・僕はそういう反応をしちゃうけど。安生はアマレスみたいなものをしようとする・・・ そういうものを、どっちが主導権をもって進めていくかというか。試合としては、あまり成り立たないんだよね。観ている側はどうかはわからないけど、噛み合ってないというか。まあ、喜んでもらえればそれでいいんだけどね。

宮迫 いやあ、試合内容というより長州さんの表情と身体から出ているオーラで最初から鳥肌が立って。鳥肌が立つ試合というのは、なかなかないものですから。
 
 


長州力【名ゼリフ劇場】
「今は彼が本家ですから」

長州力のモノマネタレントとして知られている長州小力は、日テレ系 「ダウンタウンDX」(2006年8月17日放送)で「ホンモノ」の長州力と2人並んで共演。番組内で長州は小力に対して

「彼がやっている僕のパフォーマンスは皆さんが喜んでいるし、違和感はないですよ。今は彼が本家ですから」

と懐の深い発言をし、小力を恐縮させる場面も。

ダウンタウンの松本人志は並んだ2人を見て「よく見たら全然似てない。お札入れと小銭入れみたい」と笑わせ、さらに長州に対して「ちょっとキレてるんじゃないですか?」との松本の突っ込みに対しては「キレてないですよ」と抜群の即答切り返しを行い、浜田も大いに喜ばせました。
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この「歴史的な共演」によりファンは長州力の新たな一面を発見しました。なお、番組では一連の「名ゼリフ劇場」についての質問には「覚えてないです」とコメントしていました。
 
 
 

プレイバック長州力【名ゼリフ劇場】
「またぐなよ!」

1998年に引退し、その後は現場監督としてプロレス界の「王道」新日本プロレスの現場を仕切っていた長州力に対し、突如「邪道」を掲げる大仁田厚が乗り込み、対戦を迫った。

大仁田の対戦要求は執拗をきわめたが当初は長州が相手にせず、実現不可能と思われていた両者の対戦。

しかし、1年以上にも渡る対戦要求に長州がついに重い腰をあげ、2000年5月に現役復帰を表明し、世紀末の2000年7月30日、横浜アリーナでの「20世紀最後の正邪決戦」が決定。大仁田は当日の試合を自分のフィールドである電流爆破マッチで行うように嘆願書を持参し、新日本プロレスの試合会場に現れ、練習中の長州へ直訴にしにきたことから長州の名ゼリフがまた1つ生まれることとなる。

大仁田は長州に直接嘆願書を渡すべく、試合会場のリングを囲むフェンスを通ってリングのそばにいた長州に向かおうとするが、長州が「またぐなよ」とフェンス内に入ることを拒否。

【目撃せよ】「またぐなよ!!」

 
 
「入るな。入るなよ。コラ。またぐな。またぐなよ!コラ。またぐなよ。絶対に」

と阿修羅のごとき表情で大仁田を追いかえした。この事件をきっかけに、たとえば友人が家を訪れた際に玄関先で「またぐな。またぐなよ、コラ」などと言うのが流行し、あやうく世紀末に流行語大賞を受賞するところだった。

ちなみに2000年(平成12年)のユーキャン新語・流行語大賞は、朝の挨拶「おはよう」の短縮形「おっはー」、特別賞に柔道の金メダリスト田村亮子の「最高で金 最低でも金」などで長州力の「またぐなよ」のインパクトにはとうてい及ばないものが選ばれている。
 
 
 
【みんなでマネしよう!】
コールされた時、お馴染の手を高くつき上げるポーズを取る長州力。そのワケは?

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長州力談
「僕はこんな身体ですよ。これくらいの背丈しかない。自分をリングでどう大きく見せようかと考えたときに、この太くて短い腕を思いっきり天に突き上げてやればいいじゃないかと思った」

 
 
 

長州力の入場テーマ曲
「POWER HALL(パワー・ホール)」
【耳を貸せ】


POWER HALL(パワー・ホール)は言わずと知れた長州力の入場テーマ曲で、この曲はミュージシャンであり、音楽プロデューサーでもある平沢進氏が「異母犯抄」というペンネームで作曲したオリジナル曲。

POWER HALLのメロディーを聞くことで全身にアドレナリンが駆け巡ることはよく知られており、ファンの間では、古くはこのPOWER HALLを目覚まし代わりに使う人が多数いた他、最近では気合いを入れて立ち向かわなければならない上司やライバル関係の同僚からの携帯着信音で使用する人が多いようです。
 
 
 
プレイバック長州力【名ゼリフ劇場】
「コラコラ問答」

新日本プロレスを退団して自ら新団体を率いていた「爆勝宣言」橋本真也がマスコミを通じてしゃべった内容が長州批判だったことに端を発したコラコラ問答。
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この伝説の口喧嘩は、長州力が記者会見中の橋本真也の事務所に乗り込み、両者が相対峙したときに飛び交う「コラァー!」が名前の由来です。

その「コラァー!」の使用頻度は90秒間になんと22回、実に4秒に1回は「コラァー!」、一言いうたびに必ず語尾に付く「コラァー!」は見るものを震撼させました。

【目撃せよ】本当に22回言っているかを数えたい人は動画をチェック!!

 
 
誌上再現
長州「(新聞を指して)お前これ何だ!何がやりたいんだ!コラァー!紙面飾ってコラァー!何がやりたいのか・・・はっきり言ってやれコラァー!噛み付きたいのか噛み付きたくないのかどっちなんだ。どっちなんだコラァー!」
橋本「何がコラァーじゃ!このぉ馬鹿やろう」
長州「何コラァー!タコ!コラァー!」
橋本「なんやコラァー」・・・つづく

残念ながら、橋本真也は2005年7月11日、脳幹出血のため40歳の若さで急逝した。
 
 
 

長州力の【必殺技】
「ストンピング」

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グラウンド状態にある相手を片足で踏みつける技。プロレスではポピュラーな技の一つだが、長州力のそれは踏みつける瞬間に大きくジャンプし、相手の名前を叫んだり、「立てコラ!」「来いコラ!」などと煽りを入れながら踏みつけにいくのが特徴。
 
 
 
長州力の真骨頂
歌舞伎の18代目中村勘三郎氏がテレビ朝日の古舘伊知郎がキャスターを務める『報道ステーション』に出演した際「歌舞伎の世界っていうのはプロレスと同じで全部作りものなんですよ」と発言したことがあった。

これを聞いて長州力は
「そういうときに一言ぐらいは自分で言える信念・・・プライド持ってたら言えるじゃん。でも、「くたばるヤツいますよ」ってさ。「歌舞伎でくたばりゃしねえだろ」
と。この気概こそが長州力の真骨頂。
 
 
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