遠くより近く

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※このコラム雑感は、当接骨鍼灸院の院長宮迫をより深く知っていただくためにこれまで出稿したものを紹介しています。

日本全国には名医(名鍼灸師、名柔整師)と呼ばれる先生がいて、そんな先生の所には全国各地より患者さんが来るそうです。
 
体の調子が悪くなったらまず近くの先生のところで治療を受けると思います。しかし、症状がなかなか軽快しない場合は早く楽になりたい、治りたいと考え、どこでもいいから(ワラをもつかむ思いで)いい先生と呼ばれるところで治療をうけたいと思うはずです。

先日、当院に内科医にメニエル氏病と診断された患者さんが来院しました。

その患者さんは、今年の四月に仕事中、めまいで気を失い倒れ救急車で運ばれ、メニエル氏病と診断を受け治療を重ねていたが、三カ月たっても症状がなかなか軽快せず、新聞広告やテレビ出演などで良く知られている遠方(他府県)の先生に救いを求め治療に行ったそうです。そこで先生に「絶対治してやる。」と言われ二週間の治療を受けたそうです。

私はその話を聞いて?と思いました。
1,治療費、宿泊費、交通費で総額いくらかかったんだろう?
2,二週間治療したあとの治療はどうするのだろう?
3,二週間でメニエル氏病が完全治癒できるのかな?(程度によると思いますが)

患者さんはワラをもつかむ思いなので「金額は問題じゃない治ればいいのだ。」と考えていたとは思いますが、三カ月も苦しんでいた病が二週間で治癒すると考えていたのだろうか? 二週間の治療後、経過良好でもそのあとの治療をどう考えていたのでしょうか?

私も開業していて遠方から患者さんがこられることがありますが、これは治療家冥利につきます。しかし、遠いということでなかなか治療の継続が難しく好成果をおさめることができていません。

だからどうしているか・・・・。

何回かの治療の後は患者さんの近隣の先生を探し紹介状を書きます。(もちろん患者さんの都合も聞き、話し合いますが。) 一治療家としては自分の実力不足を棚に上げているような気がしますが、治療とともに経過観察は大変重要です。それが即座に可能である患者の近隣の施術所での治療が好ましいと思っています。

遠くの名医がいけないと言っているわけではありません。

自分の家の近隣にも必ずいます!信頼できて、頼りがいのある先生が!ホームドクターという言葉がありますが、あなたのホーム鍼灸師、ホーム柔整師をみつけて下さい。又、治療家は地域に密着し“信頼できて頼りがいのある先生”になれるよう日夜努力をしなくてはいけないと思っております。

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