※このコラム雑感は、当接骨鍼灸院の院長宮迫をより深く知っていただくためにこれまで出稿したものを紹介しています。

私は小学校の3年生から野球を始めました。

以来、18歳まで将来はプロ野球選手という目標を掲げて野球に取り組んでいました。しかし、高校の夏の大会が終わった時点で私の野球人生は終了しました。

なぜ? 大学、社会人、プロ野球と上のレベルで野球を続けられなかったのか?

理由1?実力が足りなかったから。
理由2?怪我等で満足のいくプレーができなくなったから。
理由3?野球が嫌いになったから。

以上3点が通常野球を続けることのできない大体の原因であると考えます。

以下、3つの理由の解説を。

理由1?「実力が足りなかったから。」

これは上で野球をするには必ず必要なものです。とりあえず「ある一定」の力を持っていないものは継続して野球を続けることは不可能である。これ当たり前ですね。「やる気」「負けん気」は充分であっても肝心の実力がないといけません。

理由2?「怪我等で満足のいくプレーができなくなったから。」

実力は天下一品。しかし、故障続きで満足のいくプレーができない。こんな選手はよく見かけます。痛いところを隠しながらプレーを続行できるほど上の世界は甘くありません。

理由3?「野球が嫌いになったから。」

センスも実力もある。が野球に対する情熱が無くなった。情熱を持たない人間は上の世界では通用しません。前向き、ひたむきというのは上に行く程必要なものです。

以上私が10年間野球をやって、やめて、たどり着いた結論です。

私が体験、経験したことを踏まえ、今、上のレベルを目指している子供たち、また、子供たちを指導している方々に何かの教訓があればと幸いです。

現在、野球界で活躍している選手で一流と言われる人といえば、「イチロー」「松井という
誰でも知っている大リーグ選手。もちろん、日本にもたくさんの選手がいます。また、近年は野球以外でもサッカー、ラクビー、バスケットボールと海外に進出しているプレイヤーがいます。

その選手たちはなぜ一流プレイヤーと呼ばれるのか?

1.当たり前のようですが、実力、センスがある
2.「怪我」に強い選手である
3.人一倍の情熱がある


「上の世界でプレーを続ける為のセンス」
小さい子供に初めてボールを持たせて投げさせてみる。初めてバットを持たせて振らせてみる。そのときに、その子の「センス」はある程度分かると思います。

「センス」は技術の基本です。そのセンスにどれだけ情熱を注ぎ努力できるかでこの子供のレベルが決まります。残念ながらセンスのない子供にいくら努力をさせても「ある一定」のところで終了してしまいます。「ある一定」のところで止まってしまうのなら、意味がないと言っているのではなくて、いかに大人まで野球を続けられるかを考えた場合はこれが現実です。

努力をしても「ある一定」にしかならないもの。まずは足の速さ。次に肩の強さ。です。足の速い遅いは訓練(努力)をしてもそんなに飛躍的に伸びるものではありません。長距離であればそんなことはないのでしょうが、野球に必要な短距離は特に。

また、遠くまでボールを投げることができるというのも訓練(努力)だけでは、どうにもならないものです。
「ある一定」までには努力次第でどうにかなりますが、上を目指す場合、この2点に秀れていないと致命的です。この場合はその子供に対する的確な指導が指導者、保護者に求められます。

「怪我に強い」
世界に羽ばたく日本人プレイヤー。また日本球界で一流と呼ばれる選手は、怪我に当然のように強い。いくら技術に優れていても、いつも怪我で戦列を離れるようでは一流とは呼べません。大リーグ(ヤンキース)に行った「松井選手」は典型的な怪我に強い選手です。また、イチロー。分野は違いますが、サッカーの中田選手。

これらの選手たちが長期に渡って戦列を離れたことはありません。怪我というものは偶発的な部分が多々ありますが、いかにそれを防ぐかということを選手は常に考えているはずです。また、それに必要な努力を必ずしています。これは特に結果が必要なことで「こんな努力をしています。」というだけでは何の意味もありません。怪我に潰れたプレイヤー、また、今年も潰れかけたプレイヤーは山のように存在しています。

怪我に強いというのは潜在的な身体の強さというものもありますが、小さい時からのストレッチ、体操、的確な筋力トレーニング、果ては栄養学等々である程度は解決できるものです。間違ったストレッチ、体操、筋力トレーニングをしないように、また、怪我をしたときの素早い的確な対応というものは指導者、保護者には求められます。

「情熱」
これは本人の気質、適性というものがありますが、指導者、保護者の手腕が問われます。最近よく耳にする「燃え尽き症候群」。これは指導者、保護者に原因があります。幼少期、少年期、青年期と子供たちは成長をしていきます。そんな中で指導者がどう考えるか。指導者(保護者)はただ勝つ。優勝をする。日本一になる。という単純な方向づけではいけません。

その短期間の目標の為に、無理で過度な練習を強いることになります。そのことによって肩を壊す、肘を壊す。「もう野球はしたくない!」という子供たちを増やしている指導者が多いように思います。これは指導者の単なる自己満足です。もちろん試合をしていく上で勝負というものは、大事であるし、「負ければ悔しい!」ということを教えるのも指導者の大切な役割です。

しかし、「勝ち」だけにこだわって、無理な練習をしたり、目先の試合にこだわり、故障中の選手を無理に起用したりして子供の大事な身体を取り返しのつかない状態にしてしまうようなことだけはしてほしくありません。

子供たちの成長に合わせ「野球が嫌い!」にならないような硬軟織り混ぜた指導をしていただき、「ある一定」レベルの子供たちには勝ち負けプラス野球の楽しさ等々を教え、野球好きになるようにしていただき、運よくセンスを兼ね備えている子供たちには、上のレベルでも野球を続けられる方向性を見いだしていただきたく思います。

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